『勉強大全』(伊沢拓司)は「大人こそ読むべき!」

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こんにちは。よっとんです。

歴史・倫理哲学・心理学、それから本紹介のブログを書いています。

今日は、『勉強大全』(伊沢拓司)は大人こそ読むべき!について記していきます。

先に結論から言えば次の通りになります。

『勉強大全』では、成果を出すうえで重要な以下のスキルを体系的に学べる

①目的思考

他者・自己分析術)

故に、成果を出すことにつながり、大人にも役立つ本であるだから、大人こそ読むべきである

この記事は以下のような人におすすめです

・『勉強大全』を買うかどうかを悩んでいる

『勉強大全』は所詮は受験のための勉強本と思っている人

勉強・仕事で成果が出ていない人

この本を読んで、私自身も成果を出すまでのプロセスが変わりました。

ぜひ最後までご覧ください!

『勉強大全』の概要

『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法』は、

クイズ王、東大王、今はwebメディア「QuizKnock」(youtubeでの動画が有名)で有名な伊沢拓司さんが著した、受験勉強のための本、いわゆる勉強本になります

受験までに必要なスキルについて、外面(環境・ルール)・内面(思考方法)の両方から身に着ける方法が載っているだけではなく

具体的な勉強テクニックまで記されている、まさに「勉強大全」です。

ただ、勉強以外にも「仕事」、もっといえば「成果を出すもの」すべてに役立つ本です。

なぜなら、「成果を出すもの」に共通する真理、

一つは目的を達成すること、二つはそのために何が必要かの対策をたてること

についてまさに普遍の手法を提供している本だからです。

では、具体的にどのようなことが書かれているのか、以下で紹介していきます。

目的思考

『勉強大全』は8つのパートに分かれていますが、すべてのパートで共通して言われていることがあります。

それは、「今やっていることは受験の点数を上げることに繋がっているか?」です。

つまり、目的(本番で点数を取る)に向かって進んでいるかが一番重要であるということです。

例えば、

勉強の量が大事なのか、質が大事なのか

自分にフィットする勉強方法とは何か

勉強に集中するためにどんな環境(ルール)づくりをすべきか

などのよくある質問に対し、

この本でのスタンスは基本的に「受験の点数を上げることに直結しているか、がすべての決め手」というものです。

勉強量も質も、受験で点数を上げるための量と質を考え

自分にフィットする勉強法も、受験で点数が上がるためのものはどういうものかを考え、

環境づくりも、受験で点数を上げるための環境づくりはどんなものかを考える

ということです。

繰り返しになりますが、大事なのは目的に向かっているかです。

よくありがちなのは、手段が目的になってしまっているものです。

たとえば、「1日5時間勉強しよう」というルール作りをしたとします。(※目的=受験で点数を上げること)

そして、今日は「1日5時間勉強しよう」が達成されたとします。

達成できたのでとても喜びます。

さて、この行為は「受験で点数をあげること」につながったでしょうか?

正解は、分かりません。

「1日5時間勉強した」には、

・実際には集中できていない状態で1日5時間勉強した

・受験ではあまり出そうにない範囲を1日5時間勉強した

ということも考えられますよね。

そういう場合は、この手段(1日5時間勉強する)は受験で点数をあげるための最善の方法ではなかったかもしれません。

忘れてはならないのは、「1日5時間勉強する」という事象は、あくまでも目的(受験で点数をあげる)ための一つの手段に過ぎないことです。

ただし、私たちはよく手段を目的にしてしまうものです。

・「今日は10時間も仕事をした~満足!!

・「youtubeの毎日更新続いている!すげえ私!

とかですね。

大事なのは成果が出ているか(目的)です。

(※「youtubeの毎日更新~」の場合なら「収益が出ているか」(目的)などでしょうか?この場合、毎日更新しても収益が出るものを上げていなければ意味がないですよね)

常に目的に照らし合わせて手段を選択するということは、勉強でも仕事でも関係なく大事なことです。

「勉強大全」の良いところは、目的に達成するための大切さを学べるとともに、

そのプロセスを、手法や考え方から学べるところです。

以上が、『勉強大全』(伊沢拓司)は大人にも役立つ!という理由の一つ目になります。

他者・自己分析術

先ほどは、目的に向かうことの大切さを学べるツールとして『勉強大全』は有用だとお話ししました。

次に具体的に「じゃあどうすれば目的に向かっているのか?」の対策の部分をお話をします。

その答えのは、ずばり次の通りです。

目的までの距離を測る=「自分の位置と相手の位置(目的)を知る」

また、受験の話にもどします。

受験での究極の目的は「合格すること」です。

ただ、合格すると一口に言っても、志望大学(中学校・高校)はたくさんあります。

そして、(大学の場合は)国立大学、私立大学をとってみても試験は全然違います。

だから、各大学(志望校)によって勉強の方法は変わってきます。

ここで大事なのは「最短ルート」を通っているかです。

例えば、難関私立大学Aに行きたいとします。

このA大学の日本史のテストは、穴埋め・選択の問題が多いとします。

この時に、国立大学の日本史の論述問題を多く解くことをしていたとします。

果たしてはこれは「目的(合格すること)」への最短ルートでしょうか?

もちろん、否です。(周りに回って合格する場合もありますが、今は割愛)

答えは、A大学の形式に合わせた勉強法をすることです。

当たり前のことを言っているようですが、これはすごく重要なことです。

ここでは、次の2つのエッセンスが含まれています。

目的までの「方向」を意識しよう

そのために、「現在の自分の位置」と「相手(志望校の合格)の位置」を把握しよう

東京から大阪まで行くのに飛行機でいくか、徒歩でいくか。

どちらも向かっていることに変わりはないですが、後者を選択した人は本当に距離を把握できているのか?

他にも具体例を出しましょう。

高校1年生の頃から「穴埋め・選択」式の問題をやっていたX君と、

高校2年生の頃から「論述問題」しかやってこなかったY君がいたとします。

先ほどの私立大学A(穴埋め・選択形式は基本)に合格したい場合、2人の目的との距離は異なりますね。

さらに、Y君はこのまま「論述問題」ばかりをやるのは、A大学合格への方向と異なる方向へ努力を続けていることになります。

努力すれば(=時間をかければ)受かるのではなく、大事なのは努力すべき方向と努力(=時間・量)です。

その時に重要なのは、「自己分析と他者(目的=志望校)分析」です。

自己分析においては

自分の能力はどのくらいか

得意・苦手な科目は何か

勉強をしているときのクセは?怠惰してしまうパターンは

などを知ることが大事です。

相手の分析では、

目的の学校では何が問われるのか

目的の学校のレベルは?(何点取れば受かる?出題範囲は?難易度は?など)

などを知ることが大事です。

そうして、分析が終われば、自分と相手の距離と最短ルートがわかるようになります

これが受験合格のための普遍の真理です。

ただ、本日は『勉強大全』(伊沢拓司)は大人にも役立つ!ということなので、成果をあげることに応用できるか、考えてみましょう。

自己分析についての

自分の能力はどのくらいか

得意・苦手な仕事は何か

仕事をしているときのクセは?怠惰してしまうパターンは

を把握することはできますね。

また、相手分析(目的把握)についても、

・何が果たされれば成果といえるのか?

成果を達成するレベルは?(難易度は?どのくらいの時間が必要?必要なスキルは?など)

を把握することで距離とその方向がつかめるようになります。

ただ、意外とこれらをやらずに見切り発車で仕事を開始してしまう人が多いです。

みなさんは、本当に東京~大阪で飛行機が最短かをチェックしていますか?

そして、最短であれば本当にそれを利用していますか?

『勉強大全』では、そういったことの見直しを改めて要求されます。

まさに、成果を出すための哲学書と言えるでしょう。

だからこそ、『勉強大全』は大人にも役立つものなのです。

まとめ

『勉強大全』では、成果を出すうえで重要な以下の2つのスキルを具体的に提供していました。

①目的思考

対策スキル(特に自己分析術)

だから、大人の皆さんが成果を出すことにつながります。

「勉強本」だからといって侮ってはいけない、成果を出すための哲学が詰まった本が『勉強大全』です。

興味を持たれた方はぜひご一読ください。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

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